AIツールを使う記事一覧・10のツールをどう使い分けるか
GitHub Copilot、Cursor、Ollama、OpenAI API、Hugging Face、LangChain、Anthropic API、Zed、Devin、Gemini CLI——どれも「AI関連のツール」とひとくくりにされがちですが、実際には全く違う層の話です。エディタの補完機能もあれば、モデルを動かすための環境もあれば、モデルそのものを配布する場もあり、それらをつなぐ土台もあれば、全自動で作業を代行するものまであります。この一覧では、10のツールをそれぞれ深掘りした記事へのリンクと、迷ったときにどれから読めばよいかの目安をまとめています。
10のツールをひと言で並べると
- GitHub Copilot
- エディタの補完ツールから育ったエージェント。2026年からクレジット従量課金に切り替わった
- Cursor
- VS Codeをフォークした、AI利用を前提に設計されたエディタそのもの
- Ollama
- モデルの重みファイルを自分のマシンにダウンロードし、推論も手元で完結させる仕組み
- OpenAI API
- ChatGPTという完成品ではなく、自分のアプリに組み込むための部品(API)
- Hugging Face
- 様々な組織がモデル・データセットを公開する場。モデルのGitHubに近い立ち位置
- LangChain
- AIモデルそのものではなく、どのモデルを使うにしても共通の書き方でつなぐためのライブラリ
- Anthropic API
- OpenAI APIと同じ「部品」の層だが、systemの渡し方やプロンプトキャッシュなど細部の設計が違うAPI
- Zed
- Cursorとは違い、既存エディタをフォークせずRustでゼロから書き直された、特定ベンダーに縛られないエディタ
- Devin
- 要所で確認を挟まず、タスク完了まで自律的に進めてからプルリクエストとして提示するエージェント
- Gemini CLI
- Claude Codeと同じ形のターミナル常駐エージェントだが、無料枠が太くオープンソースで中身も読める
ハクスラゲームのパーティ編成でたとえると、GitHub Copilot・Cursor・Zedは実際に戦うエディタという名の前衛、Ollamaは自分の拠点に持ち込んで稼働させる自家発電設備、OpenAI APIとAnthropic APIは外部から調達する専用装備(メーカー違い)、Hugging Faceは装備がずらりと並ぶ武器屋、LangChainはパーティ全体の連携を取り持つ司令塔です。そしてDevinとGemini CLIは、前衛と一緒に戦うのではなく、拠点の外で作業そのものを代行してくれる別働隊のような立ち位置です。「AIツール」という同じ呼び名の下にいても、担っている役割はここまで違います。1つの記事だけを読んで「AIツールとはこういうものだ」と一般化してしまうと、他のツールに出会ったときに前提がズレます。
各記事へ
- GitHub Copilotとは何か・Claude Codeとの違いで理解する — 補完ツールから育ったエージェントという出自と、クレジット従量課金の注意点
- Cursorとは何か・エディタ自体がAIネイティブという違い — 拡張機能ではなくエディタそのものである強みと、Auto modeの落とし穴
- Ollamaとは何か・LLMを自分のPCで動かす — ローカル実行の仕組みと、ハードウェア要件・:cloudモデルの注意点
- OpenAI APIとは何か・チャット画面の裏側を組み立てる視点 — ステートレスな前提とロール指定、モデル選びで変わるコスト
- Hugging Faceとは何か・モデルのGitHubという捉え方 — 様々な組織が公開する場という立ち位置と、モデルカード・Gatedモデルの注意点
- LangChainとは何か・特定のモデルに縛られない「共通の型」という発想 — モデルをつなぐ土台としての役割と、LangGraphへの役割分担
- Anthropic APIとは何か・OpenAI APIと何が同じで何が違うか — system引数の位置、プロンプトキャッシュ、モデル名の固定という3つの注意点
- Zedとは何か・フォークせずゼロから作られたエディタという選択 — Atomの反省から生まれた速度と、特定ベンダーに縛られないACPという接続方式
- Devinとは何か・確認しながら進めるエージェントとの決定的な違い — 最後まで終わらせてから見せる設計と、ACUという消費量課金
- Gemini CLIとは何か・同じ形のツールに見えて中身が違う点 — 太い無料枠と、オープンソースゆえの透明性
エディタでの補完や自動編集で迷っているならGitHub Copilot・Cursor・Zed、自分のマシンだけで完結させたいならOllama、自分のアプリにAIを組み込みたいならOpenAI APIかAnthropic API、使いたいモデル自体を探しているならHugging Face、複数のモデルやステップを組み合わせたくなったらLangChain、細かい確認なしでタスクを丸ごと任せたいならDevin、無料でエージェント型のツールを試したいならGemini CLI、というように「今どの層で困っているか」を起点に選ぶと、10本のどれから読み始めるべきかが決めやすくなります。